CAN'BRICK & CAN'STONEをカッコよく見せる施工のコツ・ポイント
「レンガ・擬石タイルを張ってみたけど、なんだか”いかにもタイル”っぽい仕上がりになってしまった…」「そもそも割り付けをどうしたら良いか分からない」そんな経験、ありませんか?実は、ちょっとしたポイントを意識するだけで、本物のレンガ・擬石積みのようにグッとカッコよくなるんです。
このコラムでは、レンガタイル「CAN’BRICK」と擬石タイル「CAN’STONE」を、プロっぽく見せるためのポイントをわかりやすく解説します。
目次
レンガタイル「CAN’BRICK」基本の割り付け方
レンガタイル「CAN’BRICK」入隅部(いりずみ)、開口部の収め方
レンガタイル「CAN’BRICK」パターン張りのご紹介、コーナー部分の施工ポイント
パターン張りの価格差|どのくらいコストアップ?
CAN’STONEの外周の収まり
まとめ
レンガタイル「CAN’BRICK」基本の割り付け方|まずは「目地」を意識しよう!
レンガタイル施工で大切なのは、目地(めじ)の取り方です。目地とはタイルとタイルの間にできる継ぎ目のことで、この幅と通り方で全体の印象がガラッと変わります。
CAN’BRICKは本物のレンガに近い質感を出すため、1枚ずつサイズに微妙なムラがあります。これが本物っぽさの正体でもあるのですが、割り付けを考える上で悩んでしまう部分でもあります。
そこで、ここではCAN’BRICKの中でも寸法誤差が大きく、割り付けに悩みやすい2品番を例としてご紹介します!
■水平ライン割り付け
マンチェスターの水平ラインの割り付けは、1段あたり約76mm を目安に計算してください。
例えば、
4段:76mm × 4段 = 約304mm
8段:76mm × 8段 = 約608mm
という考え方になります。
施工する壁面の高さに対して、「何段入るか?」をこの寸法を基準に考えていただくと、割り付けの目安が出しやすくなります。

ケンブリッジの水平ラインの割り付けは、1段あたり約75mm を目安に計算してください。
例えば、
4段:75mm × 4段 = 約300mm
8段:75mm × 8段 = 約600mm
という考え方になります。
施工する壁面の高さに対して、「何段入るか?」をこの寸法を基準に考えていただくと、割り付けの目安が出しやすくなります。

裏ではどんな計算をしているの?
割り付け寸法は、タイルの平均寸法と目地幅をもとに計算しています。
ここでは、「マンチェスター」を例にご説明します。
マンチェスターのレンガタイルは、縦寸法がおおよそ 60〜80mm あります。実際の割り付けでは、サイズのばらつきを考慮し平均的な寸法として 約65mm を目安にしています。
目地幅は、 約10〜12mm を想定し、平均で 約11mm としています。
つまり、
タイル 約65mm + 目地 約11mm = 1段あたり 約76mm
となります。
そのため、
4段:約304mm、8段:約608mm
として割り付け寸法を出しています。
「ケンブリッジ」も同様に、タイルの平均寸法と目地幅をもとに算出しています。
■垂直ライン割り付け
垂直ライン(縦目地)の割り付けは、目地幅にこだわると蛇行してしまいす。実際に縦の目地幅は10、16、20mmなどになりますが目地幅にはあまりこだわらず、馬踏み目地(目地のラインをあみだ)にすることを意識して目見当で調整してください。
■2品番意外の割り付け寸法は?
その他品番の割り付け寸法につきましては、弊社営業部までお気軽にお問い合わせください。
確認のうえ、ご案内いたします!!
補足💡
現場の下地寸法が優先になりますが、お好みも考慮して柔軟に対応してください。
レンガタイル「CAN’BRICK」入隅部(いりずみ)|コーナーの目地で表情が変わる
建物の内側のコーナー=入隅 は、目地処理で印象が大きく変わる場所です。
良い例:入角で目地が互い違いになる
悪い例:入角で目地が一直線で揃ってしまう
本物のレンガは互い違いに積まれているので、目地も自然と互い違いになります。レンガタイルでも同じように目地をずらせば、ぐっと本物感がアップします✨

良い例 ⭕️
入隅部分の目地が互い違いになっている

悪い例 ❌
入隅部分の目地が直線になっている
レンガタイル「CAN’BRICK」開口部の上下
窓やドアの上下は視線が集まるため、ここの仕上がりがとても重要です。
POINT💡
「もし本物のレンガを積んだらありえないサイズ」にはしない。
施工していると、どうしてもどこかに微妙な隙間が出てくることがあります。 そんなとき、タイルを細くカットして埋めたくなりますが、本物のレンガには存在しないような極小サイズが入ると、不自然に見えてしまいます。 「レンガなら、こんな細さにはしないよね」という感覚を意識しましょう。

レンガタイル「CAN’BRICK」開口部の側面|目地ラインは多少ズレてOK
窓やドアの両サイドも、目地の通り方に注目です。
良い例:目地ラインは多少ずれてもOK
悪い例:目地を無理に揃えようとして、極端に細いタイルを入れてしまう
完璧に揃えようとすればするほど、どこかに歪みが出るもの。多少のズレは”自然な味”として活かす方が、結果的に美しくまとまります。

良い例 ⭕️
目地をずらすことで、細すぎるレンガタイルが入らない様にする

悪い例 ❌
目地を揃えようとすることで、細すぎるレンガタイルが窓周りに入ってしまう
レンガタイル「CAN’BRICK」パターン張り|「フラット」と「ハーフ」形状を混ぜてオシャレ感アップ⤴️⤴️
パターン張りとは、フラット形状とハーフ形状を混ぜて張る手法。CAN’BRICKシリーズは、このパターン張りで一気に本物のレンガっぽさが出て、デザイン性もアップします!
ここでは定番の張り方(馬踏み目地)以外の施工ポイントをお伝えします。

フラット5段+ハーフ1段を1セットとして繰り返すパターン張り。

フラット1段+ハーフ1段を1セットとして繰り返すパターン張り。

フラット3段+ハーフ1段を1セットとして繰り返すパターン張り。

フラットとハーフを横方向に繰り返し張るパターン。

フラットとハーフをランダムに配置するパターン張り。
POINT💡
フラットとハーフの混合比は15%位がおすすめ。 例)100m2の場合、85m2+15m2
上図のようなイメージで不規則にフラットとハーフを配置してください。
通常の馬踏み目地のように”2分の1ずらし”ではなく、”4分の1ずらし”で張っていってください。
●ここがポイント!コーナー部の収め方

NG例:縦目地が一直線に通ってしまうのはNGです。せっかくのパターン張りが台無しになるので、必ず目地をずらしましょう。
パターン張りの価格差|どのくらいコストアップ?
「パターン張りって、定番の張り方(馬踏み目地)よりどれくらい高くなるの?」というご質問にお答えする目安表です。
パターン名 | フラット:ハーフ | 混合比率 | 馬張りとの価格差 |
アメリカ目地 | 5:1 | 17% | 1.4〜4% |
イギリス目地 | 1:1 | 50% | 4〜10% |
イングリッシュガーデン目地 | 3:1 | 25% | 2〜5% |
フランス目地 | 2:1 | 33% | 3〜7% |
ランダム目地 | 1:0.18 | 15% | 1.2〜3% |
ランダム目地が最もコスト差が小さく、見た目もナチュラル。コスパ重視ならランダム張りがおすすめです!
CAN’STONEの外周の施工ポイント
CAN’STONE(擬石タイル)は、外周=端部の処理でプロっぽさがグッと出ます。
見切り材がない端部:擬石タイルを無理にカットせず、そのまま使うのが◯
入隅:擬石タイルをカットしない。目地は入隅まで通して入れる
端部を丸く残すことで、自然な岩肌感が出て、まるで本物の石積みのような仕上がりになります。
●見切り部分

良い例 ⭕️
カットせず擬石タイルの形状をそのまま使用

悪い例 ❌
赤ラインでカットして端を揃えたりするのはNG
●入隅部分

入隅部分は擬石タイルをカットせずに収める。入隅まで目地を入れる。
まとめ|「本物のレンガ、石なら、どうする?」が合言葉
カッコよく見せる最大のコツは、ずばり**「本物のレンガ、石を積んでいたらどうなるか?」**を想像すること。
ポイントさえ押さえれば、DIYでも本物のレンガ、石積みのような仕上がりに近づけます。CAN’BRICK & CAN’STONEで、ぜひ理想の外観・内装にチャレンジしてみてください✨
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